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棕櫚とはヤシ科の常緑高木で、幹を抱くように巻いている樹皮は古くから繊維をとるために重宝されていました。 採取された棕櫚皮はその部位や向きによって繊維の質がまちまちで、たわし製作にちょうど良い太さの皮は全体の僅か3分の1ほど。 まずは、この厳選された棕櫚皮を繊維状に加工します。 この工程で棕櫚の繊維はさらに半分ほどに減ってしまいますが、この均一な太さの繊維を集めることによって、手に取った時の柔らかさにつながるのです。 ちなみにこの毛捌き機、たわし職人が少なくなった現在ではもちろん製造されていないため、当時の機械屋さんを探しだし、最後の在庫部品を寄せ集めて作ってもらった貴重な最後の一台です。 均一な太さに揃っているのがお分かりでしょうか? この棕櫚繊維をおもむろにひと掴み。そのままたわし巻き機にセットされた針金に挟みます。この辺りの加減は完全なる職人の領域。 針金の間に均一になるように広げます。ここで均一にならなければ巻きあげた時にキレイなカタチになりません。 入念に棕櫚が均一であることを確認し、一気に巻き上げます。 使用中に棕櫚繊維が抜けないよう、しっかりと巻かれていることを確認します。 続いて、こちらも特製のたわし散髪機へ。 何度か散髪機に通せばスッキリキレイに。 このようにムラなくキレイに仕上げるためには、全ての工程における熟練の職人技が必要です。 最後はたわしのカタチに曲げ、針金を留めて縄を巻けば完成。 |
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